簡易F2Lのやり方(だーおか様)まとめ
F2Lは、いつか全部(少なくとも基本41種)暗記するとして、その前段階の自力での揃え方についてだーおかさんがとても分かりやすい説明(と動画)を公開して下さっているので、自分で見ながら練習するために以下にメモする。
(1) まず、スロットインする対象のペア(エッジ、コーナー)をU面に出す
手前スロットに入っているエッジキューブ(以下、EP)やコーナーキューブ(以下、CP)をU面に出すには、とりあえず以下のようにとしてやればOK。U面に出た後のEP、CPの向きは今は気にしない。
入っているスロットが左前のとき | 入っているスロットが右前のとき |
「L’ U L」 | 「R U’ R’」 |
単純に引き抜くのではなく、「抜き手順」(U面に出して来ながらペア化)を習得できると◎。これらの手順のいくつかは基本41手順にも含まれているので、結局いつかは暗記するべきなのも頷ける。
(2) 対象のEPのU面色に合わせて持ち替える(ココ重要)
U面に出したEPのU面の色を見て、その色のセンターキューブが正面を向くように持ち替える。以下の作業の方向を決定する操作であるため、ここは重要。
(3) U面に出したペアがくっ付いていたら離す
U面にEPとCPが出ている状態になったら、次はそのペアが離れた状態に持っていく。ただし、すでにIT化ができていてスロットインするだけのペアは当然対象外。
入れたいスロットが左前のとき | 入れたいスロットが右前のとき | |
(1) | 対象のCPを左前スロット直上に移動する | 対象のCPを右前スロット直上に移動する |
(2) | 「L’ U2 L」 | 「R U2′ R’」 |
(4) IT化する ~2パターンあり~
いよいよ、ここからスロットインするためのIT化に移る。スロット直上に配置したときのCPのD面色の向きが 上/(横 or 手前) のどちらの向きになっているかによって2パターンの処理手順に分かれる(横向きの場合はさらにI化とT化に分かれるので、厳密には3パターン)。恐らくこの工程がよく頭の中で整理できていなかったことが原因で、F2Lをやる際にこんがらがってしまっていたのだと思う。これを上手く言語化して下さっただーおかさんに感謝。
① CPのD面色が上向きの場合
入れたいスロットが左前のとき | 入れたいスロットが右前のとき | |
(1) | U面を回して、EPをL面の直上に移動 (色の揃った1×3のブロックが出来る) | U面を回して、EPをR面の直上に移動 (色の揃った1×3のブロックが出来る) |
(2) | L面を奥に倒す(回転=「L’」) | R面を奥に倒す(回転=「R」) |
(3) | U面を回して、倒れた奥側のEPの上に CPを重ねる(U, U’, U2などを駆使) | U面を回して、倒れた奥側のEPの上に CPを重ねる(U, U’, U2などを駆使) |
(4) | 倒したL面を元通りに起こす | 倒したR面を元通りに起こす |
(5) | I化が完了 | I化が完了 |
② CPのD面色が横(側面)向きの場合
入れたいスロットが左前のとき | 入れたいスロットが右前のとき | |
(1) | U面を回して、CPのD面色が横(L面側) を向く位置に配置する | U面を回して、CPのD面色が横(R面側) を向く位置に配置する |
(2) その1 | D面が横向きCPが奥側にある場合はI化する ↓ L面を奥(L’)に倒してCPを奥面に保護して からEPをB面側に移動(U、U’、U2など) した後、倒したL面を元に戻す(L)。 | D面が横向きCPが奥側にある場合はI化する ↓ R面を奥(R)に倒してCPを奥面に保護して からEPをB面側に移動(U、U’、U2など) した後、倒したR面を元に戻す(R’)。 |
(2) その2 | D面が横向きCPが手前側にある場合はT化する ↓ ① 「U L’」で一旦CPを奥面に保護する。 ② EPをR面側に移動(U、U2など)した後、 「L U’」でCPをスロット直上に戻す。 | D面が横向きCPが手前側にある場合はT化する ↓ ① 「U’ R」で一旦CPを奥面に保護する。 ② EPをL面側に移動(U、U2など)した後、 「R’ U」でCPをスロット直上に戻す。 |
(3) | IT化が完了 | IT化が完了 |
(5) スロットイン
ここは、基本ですね。スロット直上にCPを持ってきてから以下の操作で完成。
入れたいスロットが左前のとき | 入れたいスロットが右前のとき | |
I型 | 「U’ L’ U L」 | 「U R U’ R’」 |
T型 | 「L’ U’ L」 | 「R U R’」 |
前置き
180度向こうのスロット(裏スロット)に入れるだけなら、上記の手順の考え方を応用することで可能となる。それには前提条件としてセンターキューブの反対側の色関係(緑←→青、橙←→赤、黄←→白)が理解できている必要があり、また空間認識的な感覚も要するため慣れるための修練が必要だが、これを習得できれば反対側にわざわざ持ち替えたり覗き込んだりする手間が省略可能なため、時間短縮が期待できる。じつは今回のメモをまとめようと思ったのは、この裏スロットへの応用がだーおかさんの動画で説明されており「これをモノにしたい」と思ったのがきっかけである。因みに、F2Lの1番目を裏スロットに入れられると有利らしい。
本題
要するに「前後左右を従来と反対に操作する」という空間認識の話だと思うのだが、まずEPのU面色を見て持ち替える際に、従来は同じ色の面を手前に来るよう持ち替えていたのを、その反対色が来るように持ち替える。CPのD面色が上向きの場合は次の操作はEPを左右どちらかの面の直上に移動する訳だが、これはまあ目で見ればOKだとして、そのEPをどちら側に倒すのかについては反転操作になるので注意が必要。従来は奥側に倒していたので、裏スロットの場合はその反対の手前に倒してからCPを重ねて起こしてやればIT化完了となる。
CPのD面色が横向きの場合はもっと複雑だが、やはりネックは左右よりも前後の反転による操作方向の反転である。これはもう、度も何度もトライして、感覚を養う以外にないのだと思う。だから応用なのだし。
最後のスロットインも混乱しがち。ゆっくり考えながらやってみれば分かるのだが、やはり反転操作なので慣れが必要(ペアを一旦逃がしておいてから逃がす前の位置にゴールのスロットを持ってきて、そこにペアを戻してやればOK、みたいなイメージというか空間認識というかが必須)になると思う。
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